just in case......春を呼び寄せるカラーを。

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2018年の春が始まりました。

美しく、穏やかな元旦を迎え、寒い日は続くものの、不思議なことに太陽の色は、日々、明るく、透明感を増し、昨年までどんよりとしていた冬の雲は、太陽の色を受けて、白さを増すようです。

さて、2018年春が始まり、お店には、毎日、真新しい、お洋服が続々届き始めています。

今年は、何を着ようか、と抑えきれず、ワクワクしてきます。毎年訪れるこの季節、美しく劇的に変化する四季のある日本に生まれて本当に幸せ、としみじみと思います。

さて、ちょうど一昨日、あるジャーナリストの方から、この春のトレンドについて、取材を受けました。

今、時代は、これまでに経験したことがないほどの速さで、急激に変化し、そして、様々な場所で、マイノリティが声をあげ、既存のパワーバランスの矛盾をあらわにして、浄化の方へと進んでいます。

よく、ファッションは、時代を映す鏡、といいますが、2017年、2018年は、ファッションの歴史の中でも、記憶に残る劇的な変化の年になるではないかと思います。

実像と仮想、現実と理想、コミュニケーション手段の変化(言語から映像へ)など、様々なものの有様が変わり、2017年が混在、あるいは混沌とすれば、2018年は、期待もこめて、理解と開眼に向かう年ではないでしょうか。

そして、時代を映すファッションは、過剰供給への反発から本物志向(couture) へと、また、同時に、人が作り出したケミカルなマテリアルへの傾倒を強くしています。

ストラスブルゴでは、この春、立ち上がりに、Neo Punk & Neo Coutureというテーマを掲げました。

この移りゆく"時代"をもっと自由に、そして積極的に楽しみ、一方、真に価値のあるもの"クチュール"(高級仕立て服が持つ、技と時間が作り上げるもの)へ目を向けたい、そういう思いが込められています。

先日のゴールデン グローヴ賞の授賞式でも、ハリウッド女優が着ていたような、毅然とした、それでいてセンシュアルなブラック。そして、臆することのない、女性を象徴するカラー、パンキッシュピンク。それらを、ストラスブルゴでは、クチュール的なアプローチで、品と強さを感じさせる切り口で、毎日をリフレッシュしてくれるファッションに置き換えました。

春のNeo Punk & Neo Couture。どうしても暗い色が多くなりがちな冬からの第一歩は、目の覚めるようなピンクをさりげなく取り入れるというのはどうでしょう。

春を待つのではなく、呼び寄せてしまうような、そんな前向きな気持ちを応援してくれるピンクを。

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大切にしたい、その日のためのワードローブを。